それどころか、西瓜の切り身を口に運ぶ ――大きな一口で食べた。 「うんっ!美味しい~~!おばあちゃんありがとう!!」 いいんだよ、と茶間にいる婆ちゃんの声が返ってくる。 「どうしてこんなことしたんだ。僕は帰るよう促しただろ?」