「毎年ここは人いないね」
「花火あんま見えないからな」
「あの木がデカすぎんだよ」
「でもアタシ、この木の隙間から見える花火好きだよ」
愛がまだ花火の上がらない暗い夜空を見上げた。
「なんで?」
「なんとなくよ。なんとなく!」
「チラリズムか」
いや、何か違うだろソレ。
「花火あんま見えないからな」
「あの木がデカすぎんだよ」
「でもアタシ、この木の隙間から見える花火好きだよ」
愛がまだ花火の上がらない暗い夜空を見上げた。
「なんで?」
「なんとなくよ。なんとなく!」
「チラリズムか」
いや、何か違うだろソレ。


![先生[仮]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.759/img/book/genre1.png)