大輔は飲み物を置いて、
『かのんがいなくなった理由…龍なりに見つけてみたら?』
呟いた。
『理由……わかんねぇーよ。電話も出ないし、アドレスも変えたみたいだしさ…。』
『信じらんないわけ?』
『信じてるよ…。』
『なら…何で、じっと待ってるだけなんだよ。あの頃の龍なら、後先なんて考えずに真っ先に探したり、行動にうつしたりしてんじゃねぇーの?』
大輔が言いたいことは、痛いほどわかっていた…。
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