「ほら、よいっちゃん。まだふらふらじゃない。起きちゃ駄目よ」
「そ、それより藍さんっ。な、何して・・・・・・。ていうか、もしかして、俺が・・・・・・?」
与一が狼狽えるのも、無理はない。
目の前の藍は、何も身につけていないのだ。
つまり、裸の藍を、抱きしめていたということだ。
己の格好と照らし合わせ、与一は自分が、意識のないまま藍を抱いたのかと、大いに狼狽えた。
が、そんな与一の慌てっぷりなど気づかぬ風に、藍は布団を被ったまま、ずいっと与一に近づいた。
「ほらぁ。熱、まだ高いじゃない。ほら、寝なさい」
与一の額に自分の額をつけた藍が、そのままえい、と与一の肩を押す。
呆気なく後ろに倒れ込んだ与一に、藍が布団ごと覆い被さった。
柔らかな感触。
「ちょーーーっ! ちょっと、藍さんっ。やめーーっ!!」
素肌に直接感じる藍の肌の感触に、与一は悲鳴にも似た叫び声を上げた。
藍を引き剥がそうにも、下手に剥がすと藍の裸体が目に入るため、軽く肩に手を置くぐらいの抵抗しかできない。
「そ、それより藍さんっ。な、何して・・・・・・。ていうか、もしかして、俺が・・・・・・?」
与一が狼狽えるのも、無理はない。
目の前の藍は、何も身につけていないのだ。
つまり、裸の藍を、抱きしめていたということだ。
己の格好と照らし合わせ、与一は自分が、意識のないまま藍を抱いたのかと、大いに狼狽えた。
が、そんな与一の慌てっぷりなど気づかぬ風に、藍は布団を被ったまま、ずいっと与一に近づいた。
「ほらぁ。熱、まだ高いじゃない。ほら、寝なさい」
与一の額に自分の額をつけた藍が、そのままえい、と与一の肩を押す。
呆気なく後ろに倒れ込んだ与一に、藍が布団ごと覆い被さった。
柔らかな感触。
「ちょーーーっ! ちょっと、藍さんっ。やめーーっ!!」
素肌に直接感じる藍の肌の感触に、与一は悲鳴にも似た叫び声を上げた。
藍を引き剥がそうにも、下手に剥がすと藍の裸体が目に入るため、軽く肩に手を置くぐらいの抵抗しかできない。


