遅い朝餉をとりながら、与一は昨日辰巳の店で一戦あったことを話した。
ついでに、奥の部屋の間取りや庭の配置も細かく報告する。
「そっか。正面きってやりあったら、辰巳は顔に少し怪我したぐらいで、相手はお腹刺されてお陀仏。でも不意打ちだったら、結構な怪我を負わせることも可能ってことかしら」
「そうとも限りません。初めの男を殺ったのは、辰巳じゃないですし。少なくとも辰巳は、襲われ慣れてる感じでした。姿が見えない相手だから、下手うったのかもしれませんよ」
「見えないっても、よいっちゃんは対応できたのでしょ。おおよその場所がわかってても、はっきりと見えなきゃ怯んでしまうってことね。飛び道具に弱いのかもね。どっちにしろ、辰巳は的としては、赤子の首を捻るようなものよ」
厄介なのは、やはり辰巳の周り。
「あたしが気づいたことと・・・・・・」
ここで藍は、顔をしかめた。
そんなに嫌な目に遭ったのか。
「よいっちゃんの情報を合わせると、御珠を狙ってるのは、組織的には一つのようね。苦無が同じってのは、大きいわ」
ついでに、奥の部屋の間取りや庭の配置も細かく報告する。
「そっか。正面きってやりあったら、辰巳は顔に少し怪我したぐらいで、相手はお腹刺されてお陀仏。でも不意打ちだったら、結構な怪我を負わせることも可能ってことかしら」
「そうとも限りません。初めの男を殺ったのは、辰巳じゃないですし。少なくとも辰巳は、襲われ慣れてる感じでした。姿が見えない相手だから、下手うったのかもしれませんよ」
「見えないっても、よいっちゃんは対応できたのでしょ。おおよその場所がわかってても、はっきりと見えなきゃ怯んでしまうってことね。飛び道具に弱いのかもね。どっちにしろ、辰巳は的としては、赤子の首を捻るようなものよ」
厄介なのは、やはり辰巳の周り。
「あたしが気づいたことと・・・・・・」
ここで藍は、顔をしかめた。
そんなに嫌な目に遭ったのか。
「よいっちゃんの情報を合わせると、御珠を狙ってるのは、組織的には一つのようね。苦無が同じってのは、大きいわ」


