名前も知らない男とキスをする。



部屋の電気を消す。



そんな事への恥ずかしさなんて



もうとっくのとうに、ないと思う。



愛のないキスに、愛のないそれ以上の事。




それに汚れを覚えるなんて、もうとっくのとうに恥じらいを捨てた。






それでも、あたしは人の温かさに触れていたいの。