手をつないだのも ひろきからだった。 温かかった。 手が優しかった。 ずっとこのままつないでたかった。 手汗で荒れてもつないでたかった。 とにかく手の感触が忘れられなかった。 ファンと握手するくらい。 一日の夜には 握ってもらったその手を ずっと眺めてた。 ―…