「そうなの?カエデはどんな世界に行ってるの?」 わからない。昔の場面だったり、今読んでる本の世界だったり。危ない人だよね。 学校から一番近いコンビニに行く間、そんな会話をしていた。 ほとんど初めて話すのに、昔からずっと仲良しだった気分になった。 カエデって不思議な人。 私はその時から彼女の世界にハマっていたのかもしれない。