二十八歳、最終日。 お昼にシュウくんからメールがきた。 ≪明日の誕生日、二十時にレストラン予約したから!≫ 『ちゃんと予定空けとけよ』とは書いてないけど、それを含めたメール。 昔、マコたちが私の誕生日を祝ってくれると言うから、マコたちとパーティーをしたことがあった。 ちょうどその日は、シュウくんも仕事で遅いと勝手に判断した結果。 パーティーといっても、マコの家でレナと三人で飲んで、ケーキを食べただけだけど。