どーせ飲んでいて、終電逃した友達が来たとか、そんなのだろうと思って「ちょっと待ってー」と叫んだら、ドアを叩く音は止んだ。

そのかわり、
ピピピピピピンポーン


相変わらず、チャイムの連打はやめない。

とりあえず、簡単に体を拭いて服を着る。

のぞき穴から外を見ると真っ暗。

指で隠しているらしい。

一体、どんな暇人かつ迷惑人なんだ。