先生はあたしの頬を触った。 「で、ひなたに会ってみて妹だと思ってたのが違ったって思った。 俺、病院継ぐから。だからもう小野田先生のことも気にすんな。」 その手が優しくて温かくて、気付いたら涙が出ていた。 「お前俺のこと好きじゃないの?本当のこと言えよ。」 「……っ」 先生が涙を親指で拭き取ってくれる。 「好きっ…先生が、好き。好きなの。」 ボロボロ涙を流しながら必死に言った。