その足跡の音が聞こえた事を確認すると、いつも歩いていた通学路から道を変え、いつもは信号を真っすぐ歩き、 歩道橋を渡って向こうにいくが、女性はその信号を右に曲がった。 するとコツコツと歩いていた音がぱっと聞こえなくなったが、再び足音が聞こえ出した。 女性は、やっぱりと確信を持つ。