「妃乃〜。幸成が怖いっっっ」 幸成の素っ気ない態度に傷ついたらしい巧は、うちに飛び付いてきた。 「巧君っ!!妃乃が困ってるって!!」 「え〜。妃乃って柔らかーい♪」 「た…巧っ!!恥ずかしいから離れて〜〜〜!!!!」 3人でふざけあっていても、幸成はまるで赤の他人のように机に座っている。 それを見た巧の目の色が変わった―――。