「俺と違って、妃乃は鈍感だよね」 「……っ!!」 壁に押し付けられた。 うちと巧の立ち位置が逆転した。 「俺だって、男だし。 幸成だって、男だよ?」 「……知ってるけど…?」 「――……!! ははっ…、調子狂うや」 巧は手を離すと、踵を返した。 「ちょっ、一緒に教室行こー」 巧の背中を追いかけて、一緒に教室に向かった。