―――次の日― 「――――はぁ…」 昨日は結局まずいチョコレートしか出来なかった…。 「よっす♪どーした?」 「……巧」 いつもなら一緒に笑いたくなる巧の笑顔も、今は嫌味にしか見えない。 「あ〜、分かった。 幸成のことでしょ♪」 「えっ!!!??」 巧の言葉に、思わず掃除用具で死角になっている壁に巧を押し付けた。