「み……未来…」 そこには、塾帰りの未来がいた。 「妃乃?どうしたの…泣いているの?」 「み…みら…い………。 みぃらぁぁいぃぃぃっ!!」 未来の顔を見て、安心した私は急に涙がさっきに増してこぼれ落ちていた。 「―――…そうだったんだ……。 妃乃が幸成君にあげたチョコは、本命だったわけね」