中に入ると、カウンターとテーブル席がある落ち着いた店内だった。 「あ、結奈ちゃんだっけ?ごめんね、うちのバカ息子が。 見慣れない人を見ると、いつもあーなっちゃうんだよ……」 このお店の店長と思われる人があたしに謝ってきた。 「あたしこそすみません……」 あたしもぺこっとしてみんなが居るテーブル席に着いた。 「結奈すごかった〜」 「あの瞬発力、わけて欲しいわ」 「玲奈も欲しい〜」 「その頭脳もすごいよね」 純と拓磨以外の4人は興奮状態。 あたしはそんなにすごかったのか……?