高梨は笑って、 「戸田といたら楽しかったから! 曲がんなきゃいけないとこ忘れてた!」 本当に楽しそうに、楽しそうに笑っていた。 あたしはそれを見送って、 罪悪感と高揚感から逃げるように家に入った。 火照った頬は夕日のせいということで。