美羽さんの部屋は『女の子』って感じですごく可愛かった。 「ごめんね、散らかってるけど。 今飲み物持ってくるから座ってて?」 「ありがとうございます」 「敬語じゃなくてもいいのに」 そう言って快活に笑う。 ……さっきから笑ってばっかり。 アタシに会っても動揺しないのか。 それは自信があるから? 自分が咲人の1番だって。 ……あー、だめだ。 だんだん卑屈になっていく。