「だから…暫くは平静を装って様子をみたい。仕事上は今まで通りでいい?」

「はい…」

それは、私は仕事の手伝いをしている職員の立ち位置で…と言う事だよね。

人前で手を繋いだりはNGって事
状況を考えれば仕方ないと思う
距離を置かなくなっただけでも幸せなのに

欲張りな私は、少し淋しいなぁなんて思ってしまう

隼人さんはそんな私の考えはお見通しで

「だけど、2人きりの時は容赦しないから。覚悟してね。」

耳元で息を吹きかける様に囁くから
ーー私の体温は簡単に上がってしまう




満天の星空の下

隼人さんの体温を感じながら

長い長いキスを交わす