隼人さんはこんな時でも私の胸をドキドキさせる。 私、今、不謹慎なんだろうな。 心の片隅ではそう思うものの、さっきの言葉は威力が大きいから。 ときめかずにはいられない。 隼人さんの目を、見つめずにはいられない。 "この先の人生、優衣と生きていきたいから。" そんなの。 ほとんどプロポーズと変わらない。 優花さんのお墓に花をいける隼人さんを、ただじっと見つめてしまう。