「もう、もうやめよう…。 お父さんの遺志を継いだって、紘夜が傷ついたら、お父さんだって悲しむよ」 「…何も、…何も知らないお前に、言われたくない」 「何も知らないからこそ、紘夜だけを見て言えるんだよ!」 知ったら、 色々知ってしまったら、 きっと、 何も言えない。 でも、 今は、何も知らないで紘夜だけを見ていられるから、 だから、言える。 紘夜だけを想って、 言える。