だけど李衣は違ったみたい あたしが嫌いだったみたい。 あたしは別に累を李衣に渡してもよかった。 いや、累のことはあきらめるから。 「あたしともう一度だけでも仲良くなれないのかなぁ?」 運命は残酷だ。 なんだって敵にまわる。 累だって李衣だって。 大好きな二人はあたしの事が大嫌いだった。 神様…こんなのは酷すぎるよ。 「うぅ・・・りぃ…も・・ヤダよぉ・・」 あたしは地面にしゃがみこんで泣きじゃくった。 「ダメだね・・・あたし。」