「累ぃーー!!」 あたしの大きい叫び声にみんなが累に注目する。 「おい!!累!」 「しっかりしろ!」 「救急車を呼べ!!」 あたしのわがままが招いた、最悪な事態。 足が固まって動かない。 もう、わがままなんていわない。 震える足を、動かない足を。 こんなことしてる場合じゃないと暗示をかけ、フェンスを越える。 「あ、動いた。」 そう呟きながらも走る。累の元へ。