愛は口をキュッと上げた。 ……あぁ本当か。まだ中2のはずなんだけどな。 「……累は、一億分の1の確率で助かる。 でも莫大な費用がかかる。その為にアルバイトを…」 「……いい」 愛はキョトンとした顔で。 「手術なんてしなくていい。 愛が笑っていてくれるのなら、死んでも構わない。」 『おぉ~自分が謎の病気、といっても助かる可能性あるけどさ。 それと、“心臓病”にかかってても?』 は?……心臓病? 『あれ?聞いてなかったの?』