「……ごめんね。」
友達よりも、ずっと遠い存在に。
―――――――――
――――――――――――
「そっか。」
ほんとはどっかでこうなることが分かっていたから、俺はすんなり亜子の言葉を受け入れる。
理由も聞かない。
俺が惨めになるし、
何より、亜子を苦しめることになるから。
「良かったよ。」
最後に俺は、強がりを言う。
良かった。
良かった。
これで今度こそ
「亜子にさよならが言える。」
今日から亜子は、
『大好きだった子。』
「俺さ………」
……………………
………………………………
――――――――――――――