真人のメールを受け、琴は彼のジャケットを手にライヴ会場へ向かった。
辺りはライヴを前にして興奮してるファンの子たちで賑わっている。
真人、どこだろう?
すると近くを通った女の子たちから、こんな声が。
「見た?3ゲートの階段下にいた男の子!」
「何?」
「上原燈夜に雰囲気似てるの!」
「マジで?」
「つーかイケメン」
真人!間違いない!
琴は一瞬にしてそう思った。
そして3ゲートまで人をかきわけて走ってゆく。
もはや琴には真人しか見えていなかった。
薄いシャツ1枚にセットしてないサラサラな茶色い髪の毛、女の子みたいに白い肌。
携帯を見つめ、階段に座っている。
「真人!」
彼を見付けた琴は一目散に走り、大衆の前で真人に飛び付いた。
急なことに驚く真人。
「琴子…大丈夫?」
琴は何も聞こえない様子で真人にガッシリ抱きついている。
耳元で聞こえる小さな泣き声。
真人は恥ずかしながらも琴の背中に手を回した。
そして優しく柔らかい髪をなでる。
「っぅ…ごめんね…真人…」
「オレが悪いんだよ。ごめん」
琴の温かみを噛みしめる。
通行人は不思議そうに2人を眺めていた。
辺りはライヴを前にして興奮してるファンの子たちで賑わっている。
真人、どこだろう?
すると近くを通った女の子たちから、こんな声が。
「見た?3ゲートの階段下にいた男の子!」
「何?」
「上原燈夜に雰囲気似てるの!」
「マジで?」
「つーかイケメン」
真人!間違いない!
琴は一瞬にしてそう思った。
そして3ゲートまで人をかきわけて走ってゆく。
もはや琴には真人しか見えていなかった。
薄いシャツ1枚にセットしてないサラサラな茶色い髪の毛、女の子みたいに白い肌。
携帯を見つめ、階段に座っている。
「真人!」
彼を見付けた琴は一目散に走り、大衆の前で真人に飛び付いた。
急なことに驚く真人。
「琴子…大丈夫?」
琴は何も聞こえない様子で真人にガッシリ抱きついている。
耳元で聞こえる小さな泣き声。
真人は恥ずかしながらも琴の背中に手を回した。
そして優しく柔らかい髪をなでる。
「っぅ…ごめんね…真人…」
「オレが悪いんだよ。ごめん」
琴の温かみを噛みしめる。
通行人は不思議そうに2人を眺めていた。