昔むかしあるところに赤ずきんという名前に似つかない性格の女の子がいました。
「ねぇ、赤ずきん?このケーキとワインを持って、あのおばあさんの所にお見舞いに行って来てくれない?」
『え、やだ。だるい。』
「ねぇ、赤ずきん?お願い、行って来てくれない?お母さんも行きたくないのよ~…。あのおばさんいちいちうるさいんだもん…。」
『あたしもあのおばさんすきじゃないもーん。しかも今雑誌見ながら化粧の勉強してんのー。」
「いってきてくれたら、通販で化粧道具とか洋服とか何か買ってあげるからー…。ねぇ、お願い?」