拓を見る限りでは…服はあの時のままでボロボロになっていて痩せ細った感じ…




『でも…どうやって…』
考えてる私に拓が…





『お前だってあのロープを簡単にほどいただろう?』




そう!あの時結ばれたロープが緩かったから簡単に取れたんだ…





『俺はあの状態に重りを付けられて海に投げ込まれたんだ』





『やっぱり…海には…』





『そうだ!でも…その重りのおかげてロープがほどけて重りとロープだけが沈んだ』





『そうだったの…』
私が見た未来には拓が重りを付けられて海に投げ込まれたところまでしか見れなかったから…





てっきり…沈んで死んだのかと…





『お前は俺が死んだと思っていただろう?』





『ん…うん!』
頷いてしまった





『俺は簡単には死なねぇーよ!』