桜の花が舞う頃に



「お兄ちゃん」

「お兄ちゃんそれでね」

「お兄ちゃん!!」



何度も振り切っても思い出される幼い弟の笑顔。


手にぐっと力が入る。


お前さえいてくれたら俺は...

母さんは....


「くそ!!」


体が震えた。


アイツさえいなければ...そしたら響夜は

響夜は...


怒りが込み上がって来る。

どこにもぶつけられない、この怒りを


俺は何年我慢してきたのだろう。


でもそれももう終わり。

我慢なんてもうしなくていいんだ。


みれいを見付け次第

俺は殺す。

大切な家族を奪った君を俺は―――