桜の花が舞う頃に



「美麗、でしょ?まぁあの人影薄いからしょうがないよね」

「そうそう。私・・」


みれい?

みれい、だと?


「え?海咲先生?」

「あ、あぁすまない」


ぱっと掴んでしまった腕を離し謝罪を述べると
女子生徒は顔を真っ赤にして「キャー」と騒ぎながら走って行ってしまった


はっきり聞いた、“みれい”という名前。


そして改めてこの学校に存在するんだと確信する。


「きさき・・みれい」


その名前を口にしただけで怒りが湧きあがる。

拳に力が入る。