桜の花が舞う頃に




榎木先生はあぁ言っていたけれど。

でも結果的には見殺しにしたって言われても仕方がない。


だって私のせいで死んでしまった事は

変わらない事実だもの。


でももしそれが誤解だって分かってくれたら...


私、バカみたい。

この期に及んでまだ助かりたいって思ってるの?

私も救われたいって
思ってるの?


そんな事しちゃいけないのに。

まだ逃げたいの?


「私、最低だよ」


布団にもぐりながら何度も何度もそう呟いた。


零れ落ちる涙と一緒に――――