「俺は正直、お前の事は愁夜からしか聞いてないんだ。俺は愁夜から
みれいが響夜を見捨てて逃げたとしか聞いてない。おそら愁夜も・・」
「はい」
「真実を確かめたいんだ。だから少しだけ時間が欲しい。」
もし違っていたら
それは大変な勘違いをしていた事になる。
何の罪のない子を
ここまで苦しめてきたのは俺達かもしれない。
お互いはっきりさせるためにもここは真実を調べた方がいい。
そうしたら愁夜も美麗も...
「分かりました」
小さく頷くとふらふらとしたままベッドに戻って行った。
もしもこの事が真実ならば
あいつは悪くもない事件の事を
ずっと罪を意識して生きてきた事になる。
あんな小さな体で。重たい重たい過去をずっと背負って生きてきた。
確かにあの事件はアイツにとっては忘れられないものかもしれない。
でも
「自分が」「自分のせいで」
そう何度も思いつめてきたんだ。
なんてガキだよ。


