桜の花が舞う頃に



「どうか君が“みれい”じゃありませんように」


子供っぽかもしれないけれど。

でもそう祈りたかった。




だけども


その祈りは届かなかった。


そして残酷な形で

これから彼女と関わっていくことになる―――






この時の俺はそんな事も知らず、ただ目の前に広がる景色を
じっと見つめていた。