桜の花が舞う頃に



「兄妹、なんて聞いて..お前は全部受け入れんのか?簡単に諦めていいのかよ」


諦めたくない


でもそれを今は自信を持って言えない。


「仕方ないさ」

仕方ない、そうだ


全て仕方ない事なんだ。


「きっとあの子だって俺と兄妹って知ったら..」

諦めがつくはずだ。


「お前の気持ちなんて所詮はそんなもんだろうな」

「陸斗には分からないだろうな」

「あーわかんねぇな、いいか、お前はビビってるだけだ。真実を知った美麗が
もし自分から遠ざかってしまったら..そう思ったからお前は逃げた」

「確かに、そうかもしれないな」


「なぁ、愁夜、運命って信じるか?」

「運命?」


「そうだ、もしもお前の運命の相手が美麗なら、誰に何を邪魔されようが
たとえ半分血が繋がっていても..必ず結ばれる」


真剣な眼差し。

それから陸斗の真剣さが伝わって来る。


「愁夜、美麗だって同じ気持ちのはずだぜ?」