桜の花が舞う頃に



憎め、怨むんだ。

そして...


「これだけ言えば十分だろ」


幸せになってくれ。


美麗の手がすっと離れる。


今彼女を見る事は出来ない。

見てしまったら..抱きしめてしまうから。


嘘だよ、冗談だよ

そう言って喜ばせたくなるから。


茫然とする彼女を置いたまま俺は無言で立ち去る



と同時に溢れてくる涙。



美麗ごめん




そう心の中で何度も告げながら走り去った。