桜の花が舞う頃に



やっと手に入れた大切な少女。


約束したばかりなのに。


傍から離れないと、彼女にそう罰を与えたばかりなのに――


これは与えられた罰なのだろうか。


彼女を怨んだ..俺への罰。


「ううん、大丈夫、それよりも話って何ですか?」


声が震えているのが分かる。


きっとこの子も不安だったんだ。


眠れなかったのか、目の下にクマが出来ている、

泣いたのか、目が真っ赤にはれている。


こんなに愛おしいのに

やっと手に入れたと思ったのに。



「デートしよう」

「え?今から?」

「うん、さぁ行こう」


思い出を作りたい。

君と最初で最後の大事な思い出を―――