桜の花が舞う頃に

ふらふらと視界が揺れる中


お母さんの悲しい声が聞こえてきた。



「美麗・・パパはね、天国へ行ったのよ?」

「てんごく?」

「そう、あの女(ひと)と一緒に」



あのひと?

誰?

パパを奪った人は一体・・誰?

ゆっくり瞳を開ける。

白い天井が視界いっぱいに広がった。




「美麗!美麗?」

とすぐに真姫の声が聞こえて

ゆっくりと瞳を開く。


私、生きてるの?


「目覚めたか?」