桜の花が舞う頃に



「真姫は、陸斗先生と幼馴染って言ってたよね?」

部屋全体を見てから二人で大きなベッドに寝転がる。


ずっと聞きたかった質問に、今なら答えてくれるような気がして
質問してみた。


「付き合ってたの、私と陸斗」

「やっぱり...でもどうして」


仲よさそうなのに。


「私がね。子供だったの。幼かったのよ」

「子供?」

「今もだけどね。アイツ、私の誕生日の前の日に女と二人で
買い物してたの」

「え?」

「最低、でしょ?」

呆れたような顔で見つめ、話を続ける。

でも陸斗先生が浮気だなんて...

「何か理由があって別れたんじゃ」

「そうなの。それには深い理由があった」

「真姫?」

「アイツと一緒に歩いていた女の人から連絡があったのよ」