桜の花が舞う頃に



エレベーターから降りると
先生がカギを真姫に渡した。


「ここって最上階だよね?」

私の質問に

「しかもね、ここはスイートなんだよ?」

楽しそうに答える真姫。


スイートって..ホテルだけじゃないの?


「今は旅館でもあるんだよ」

「へぇ」

「しかも、ここのスイートは二部屋しかないからな」


なんて高級な!


「ま、いいじゃん、楽しもうよ」


真姫に肩を押されながら部屋のカギを開けて入る。


「うわ、すごいねぇ~」


確かに、真姫の言うとおり、窓の外には海が一面に広がっていて。


太陽の光が当たって海がキラキラ輝いている。


「すごい」

「うん、本当に」