着いた旅館は老舗と聞いたわりには
古さを全く感じさせない綺麗な建物。
駐車場に車が止まると
次々と降りて荷物を取り出す。
生ぬるい風がもわっと肌を撫でていく。
さすが自然がたくさんある所は違う。
同じ暑さでも都会に比べてまだ耐えられる。
「お待ちしておりました」
旅館に入ると、
男の人が深々とお辞儀をして玄関でお出迎えしてくれた。
テレビで見たことあるけど、
本当にこうやって迎えてくれるんだ。
「あーどーも」
陸斗先生が手を挙げてそっけなく中へ入って行く。
まるでこういうのに慣れていそうな感じ。
・・顔に似合わないな・・


