桜の花が舞う頃に



先生はもう一度謝ると私を引き寄せ

きつく抱きしめた。


「君を慰めようとしてきたのに、泣かせてしまった」


そんな事される資格、私にはないのに。

こんな優しい言葉をかけられるほど私いい子じゃないのに。


「ごめんなさい、ごめんなさい」



まんまるい夕日が沈み終わるまで
先生の胸の中で何度も何度も謝りながら
涙をこぼしていた。






「大丈夫?」

「はい、ありがとうございました」