並んで学校を出るのは初めてで。
視界に広がる景色がいつもと違うものに感じる。
これは罪悪感からくるから?
それとも相手が先生だから?
色々考えながらチラッとだけ先生の方を向いてみる。
シャープで、整った顔立ち。
その切れ長の瞳に
今までどんな辛い過去を映してきたんだろう
そう思うと胸が痛くなる。
「ここ、初めて歩きます」
「そうなんだ。僕もね昔この辺に住んでたんだけど」
知ってるよ
「今から行く場所は母さんが亡くなった時によくここを歩いて行ったんだ」
初めて通る住宅街。
通る人も少なく、先生と私の声だけが響く。
「こっちだよ?」
坂を上がって行くと
着いた場場所は
「うわ、すごい」


