僕らが付き合うまでに そう時間はかからなかったと思う。 どうして付き合うことになったのかは覚えていないが、彼女と恋人同士になることは、どうやら必然的だったようだ。 気付けば、“彼女”となっていた。 だから、それなりのことは2人で経験した。 キスも、それ以上のことも。 すべて彼女が、僕をリードしていた。