生涯愛した人へ




美空が部屋に置かれている電話で受付に電話し注文を頼んでいる間、俺はケータイをいじっていた。



ディスプレイに新着メールが表示されていた。



中を見ると………






“三原奈央”




と書かれていた。




慌てて内容を読むと………


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祐クン久しぶり☆

最近連絡くれないし
超ヒマなんですけど
ー!

ねぇ!
今週の週末、
てか明後日の日曜日
遊ぼっ♪


返事待ってまーす!
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またコイツかよ……。


まだ美空に話せていない去年までの元カノだった。


正直カレカノって言うのかな?

俺らはそんな関係を望んではいなかった。


単なる遊び相手だった。


それはお互いが思っていた事だったからか俺らは意気投合し去年まで付き合っていたんだ………



高校入って美空に会ってからは女遊びやめたけどな。




「祐希〜
何してんの?」



知らない間にうしろから美空にケータイを覗かれていた。