キーンコーンカーンコーン♪




「チャイムなっちゃったね……。

昼休みだし一旦帰ろ!祐希!」



「そーだな☆」



「私先帰るね!

あっ!
そうそう。

さっき私言ったじゃん?

1人が寂しいなら私がずーっと祐希の傍にいるからって……。


あれ…
私本気だからね///」



「ありがとっ★」




それだけ言って私は屋上を後にした…。





教室に着くと普段と変わらない光景があった。

黒板に落書きしている人

輪になって話し合いに夢中になっている人


お昼を食べてる人



「私もお腹空いたしご飯食べよっかな……。」




私は自分の鞄の中から弁当を取りだし蓋を開けた。


すると中学の時と変わらないお母さん独特の具がたくさん入っていた。



一口食べると
やっぱり変わらないお母さんの味が口いっぱいに広がった。



「こんなにおいしいって思いながらご飯食べたの何年ぶりだろ……」



そう言ったあと私の顔は自然と微笑んでいた。




お母さんの味ってこんなに幸せな気分にしてくれるんだ……!!