嬉しかった。 少しでも意識が戻ったことが……… このままずっと俺の傍にいてほしい…… 本気で望んでいた。 でも、 そんな時間もあっという間に終わってしまうんだ……。 「美……空?」 気づくと美空は笑いながら一筋の涙を流していた……… そして……… ピーーーーーーッ 俺たちの永遠の別れを知らせるアラームが病室中に鳴り響いた………―――