その瞬間、私は体の反射で祐希を突き飛ばしていた……――― そして………… ドンッ 体に強い衝撃を受けたかと思うと、一瞬にして意識が遠のいていった…… たった1つ聞こえたこと……。 遠くで私の名前を呼ぶ祐希の声だけが、私の中でこだましていた……――― 良かった……… 祐希は………… 無事……だっ………た……ん………だ……………