その瞬間顔をバッと上げた祐希。





図星なんじゃん。





「ホントお喋りだね。
阪田くんは。

どうして私に関わってくんの?

もう終わったんだから二度と私と関わらないでって言ったじゃん。

迷惑なの。

じゃっ。」





私は歩きだし2人の横を通った瞬間、祐希が私の腕をつかんできた。



「祐希〜
何つかんでんのー?

ほっといてあげよーよ。」





ホントそれ。




もうほっといてよ。





「何?」





私が冷たく言うと祐希が悲しそうな顔をした。




そんな顔しないでよ……。




決意が揺らぐじゃんか。





祐希が私を捨てたんだから………




「どうしてそんな顔するのよ…!

泣きたいのはこっちなんだよ?

信じてって言ったのあんたじゃん。

なのに……私を捨てたんでしょ?!

三原さんの方がかわいいし私なんかじゃ物足りなくなっちゃったんでしょ?

ならもう……



もう………



ほっといてよ………」





気づくとやはり涙が出ていて私はその場に泣き崩れてしまった。





祐希が私の肩を抱いてくれてるけど、今の私は全然嬉しくないの……。




最後に伝えよう……。



私のキモチ………



後で後悔しないように……。





私は大好きだったんだってことを……。