生涯愛した人へ






あれからいつものように時は過ぎていきいつの間にか2年になっていた。





祐希との交際は今でも順調。




たまにケンカするけど、


すごく仲はいい。





「美空〜!
他クラスの男の子からまた呼び出しー!

もちろん別の人だよ。」





相変わらず毎日呼び出される私……




最近ホント疲れる……。





彼氏いることはみんな知ってるのにさ………





「はぁ……
いい加減疲れた……。」





めぐが私に駆け寄ってきた。




祐希と直人クンはクラスの端で大勢の友だちと喋ってる。





引き止めてくれたらいいのに………





彼氏なんだからさぁ。





「美空…大丈夫?
顔色悪くない?」




「大丈夫。
毎時呼び出されたら疲れるし……。

まぁいいや。
めぐ、行ってくるね?」




めぐは出入り口に向かう私に小さくガッツポーズをした。





めぐだけだよ……
私の事心配してくれるのは。





屋上に行くと1人の男の子がもじもじしながら私を見ていた。




1年か……。





1年の女子はみんな真面目チャンだらけらしく、メガネにスカートは必ず膝下。




私たちじゃありえない。





まぁこの高校頭いい人しか入れないからな…。